アトピーの原因

食物アレルギーはアトピーの原因ではない?

更新日:

皆さま、今日も元気に食生活の改善していますか? え? 食生活改善したのに、ちっとも良くならない? うん! その気持ちすっごくよくわかります! でも焦りは禁物です。アトピー治療は「千里の道も一歩から」「急がば回れ」でございます。

とりあえず『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』を買ったよー、良かったよーって人も、とりあえず買ってないけど食生活見直してみるよって人も(できれば図書館で借りて読んでください!)、まとめてこんにちは、管理人です。



食物アレルギーは体の免疫反応

今回は、多分、小さなお子さまを持つパパ&ママたちがとっても知りたいであろう食物アレルギーとアトピーの関係について。
ちなみに我が家の長女は、1歳前に小麦・卵・乳製品にアレルギーがあることがわかり、母乳をあげる私も含め、完全除去をしていました。(く、苦しかったです。10年以上前は、普通に完全除去が主流だったので。今は食べて治す方向で進んでいますよね。)

小学生になった今は、小麦は完全にOK。卵は加熱してあればOK。乳製品だけいまだNGという感じです。
たまに少量の乳製品にチャレンジすることがありますが、すぐに口の中が痒くなって、目の充血、鼻水・クシャミ、下痢などアレルギー反応満載で、結局今も乳製品はNGです(^-^;

さてさて、ここまで読んで、お気付きになられたでしょうか?

食物アレルギーって、こんなふうにアレルゲン(アレルギーを起こす物質)が体の中に入ると、免疫システムによって体の外に追い出すために、じんましんや痒み、嘔吐、下痢、咳、喘鳴、アナフィラキシーなどさまざまな反応が起こりますよね。

日本アレルギー協会の「よくわかる食物アレルギー」によると、こうした反応は血液検査の結果とは必ずしも一致しないとのこと。検査で陽性でも何も出ないこともあれば、陰性なのに症状が出てしまうこともあり、正しい診断を下すのはなかなか難しいようです。

アトピーと食物アレルギーは切り離して考えよう

そんな食物アレルギーですが、私自身はアトピーとは切り離して考えた方がいいんじゃないかな?と思っています。それは、娘のアレルギーで完全除去をしていた私自身の経験からです。

我が家の娘がアトピーを発症したのは、4歳の幼稚園年中さんの時。卵と乳製品は、もうバリッバリに完全除去していました。食材を買う時は、裏の原材料チェックをするのは当たり前。市販のお菓子などは「これは卵と乳製品入ってるよね」「これは卵は入ってるけど乳製品は入ってないよね」など一目見ればわかる程のアレルゲンマスター(?)になり、自分でも除去はカンペキ!と自負していました。

そ・れ・な・の・に!

それなのにですよ?

ある朝、起きてみたら、腕の関節が痒くて血だらけ。翌日には、頬にプツプツとした湿疹が出て、赤く盛り上がって腫れてきている。

そのまた翌日には、目の下の湿疹から黄色い膿が出てくる。更にそのまた翌日には、首筋の傷から浸出液が出てくる。

ギャァァァァァ!!!!! 何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!

何で? 除去カンペキだよ?

小児科の先生が、きちんと除去してればアレルギーマーチ(食物アレルギー→アトピー→喘息とアレルギー疾患に順番にかかっていくこと)は進行しないって言ってたよ?

と無知な私は思ったわけです。ああ、ドラえもんがいるなら、タイムマシーンで戻って、あの時の自分に説明したい。

「いくら食物アレルギーの除去をカンペキにしても、食べ過ぎればアトピーが出るんだよっ!!」と。

でも、そんなこと知ったこっちゃない当時の私は、とにかくもっとカンペキに除去しなければと(このあたりで若干ノイローゼ気味)その日に食べたものは全てノートに書き出し、「どこにアレルゲンがひそんでいるのか、くまなくチェックする」「卵と乳製品が入った加工品は買わない(家に置かない)」「小麦はOKになったけど、この際、小麦も全部除去しちまえ」という暴挙に出るのです。

落ち着け、自分……。

でも、結局いくらアレルゲンと考えられる食材を除去をしても、一向にアトピーは良くならず(というか悪化してしまいました。うう)、ここでようやく気付いたんです。

あれ? アトピーと食物アレルギーって、もしかして関係ナイ?って。この時すでに、アトピー発症してから5か月経過してました。バカバカ、私のバカ!

で、この時に出会ったのが、アトピーなんか飛んで行け!の会なんです。

『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』には、

「アトピー」の場合、経験された方も多いと思いますが、いくら除去食をしても完全には良くならない、こっそり食べても何ともない時がある、いくら検査してもアレルゲンが特定できない、アレルゲンを食べても季節によって症状が違うなど「アレルギー」では説明のつかない場合が非常に多いのが現状なのです。アトピーと食物アレルギーは区別して考える必要があります。

と書いてありました。ここを読んで、あちゃー、やっぱりそうだったか!と思いました。

食物アレルギーの除去にとらわれすぎると、食事のバランスが崩れてしまう

恥ずかしながら、私は乳製品などの除去にとらわれるあまり、「乳製品はダメだけど、魚と大豆製品はOKだからその分たっぷり食べさせよう」「玄米は体にいいから娘にもたくさん食べさせよう」と魚や大豆製品、玄米などを食べさせすぎていたんです。
娘のアトピーは、それが原因でした。

「うちの子は、除去をがんばっているのに、アトピーが一向によくならない」という場合は、一度、動物性脂肪やたんぱく質、植物油などをとり過ぎてないか疑ってみたほうがいいかもしれません。

私のように、アレルギーがないものはたくさん食べさせたいという親心から、逆に食べさせすぎてアトピーの原因を作り出してしまっているのかもしれませんよ。

ちなみに、飛んで行け!の会でも、アトピーの症状がある程度治まるまでは、肉や乳製品、卵、魚、大豆製品など、それまで食べ過ぎていて湿疹の原因になっているものを減らしますが、症状が落ち着いてきたらまた食べることもできるので、除去食とはスタンスが違います。

体に必要な栄養素の量は、人によって違う

アトピーって顔とか首とか隠しようのない部分にも、容赦なく湿疹やらジュクジュクの膿やらが出てきますよね。なかなか症状が良くならないと、「どうして自分ばっかりこんな目にあわなきゃならないの?」って思ってしまうじゃないですか。

私も正直、どうしてうちの娘が……って思ってしまったり、娘に「〇〇ちゃんは何でも食べられていいなぁ」って言われて、悲しくなってしまうこともありました。

そんな時、私は娘に、こんな風に話していました。

「人にはそれぞれ、体の中にアトピー用の箱があるんだよ。その箱は、人によって大きさも深さも違う。少し食べるとすぐにいっぱいになってしまう人もいれば、どれだけ食べてもいっぱいにならない人もいる。アトピーの症状が出ている時は、もう箱の中がいっぱいでこれ以上入らないっていう状態で、だからお肉とか少しでも食べると、すぐに湿疹が出てカユカユになっちゃう。でも、お肉とかお魚とか卵とか豆腐とかの食べ過ぎに気をつけてると、少しずつ箱の中身が減ってくるよ。箱の中身が減ってくればアトピーも良くなるし、またお魚とかも食べられるようになるからね」と。

成長する上で、どのくらいの栄養素が必要かということは、子どもによって違います。運動の習い事をしてガンガン走って体を鍛えている子と、家で折り紙やお絵かきをするのが好きな子とでは、体格も運動量も異なりますよね?

だから、その「自分にとってベストな栄養素の量」を見つけてあげることが、アトピーを治すということなんだと思います。

でも、これって実はすっごく大変な作業ですよね……。お金がかからない代わりに、めっちゃ努力が必要です。

子どもでも大人でも、今まで好きで習慣のように食べていたものを減らしたり、好きな食べものをガマンしたりするのってとっても大変だと思うんです。私自身が、授乳期に除去食を経験したことがあるので、よくわかります。

でも、どうかお子さんのためと思って、ここはグッとこらえて、食生活の改善に努めてみてください。

ただし、たんぱく質などは減らし過ぎてしまうと成長の度合いに支障が出てしまうので、『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』を参考にしながら、お子さんにとっての適量を見つけるようにしてくださいね。

子どもと一緒にアトピーを治していく

それから、1歳や2歳のお子さんは別として、幼稚園に入園して年中、年長さんになったら、アトピーの原因のことを具体的に話してあげるといいと思います。

私はことあるごとに、「お肉を食べ過ぎると、分厚いボコボコの湿疹が出やすくなるよー」とか「魚と納豆と豆腐と卵を一度の食事でとると、プツプツの湿疹出ちゃうよー」とか娘に話しています。

今では娘も小学校高学年になったので、給食のメニューを見ながら「明日はビビンバかー。肉残さないと腕痒くなっちゃうな」とか呟いています。

飛んで行け!の会では、アトピーに対して「完治」という言葉は使わず、「アトピーが飛んで行く(症状がなくなる)」という表現をしているのですが、これってすごくぴったりだと思います。

例えば、「自転車に乗っていて、転んでヒザを擦りむいたけど、キレイに治ったよ!」 これは完治ですよね。でも、アトピーは、一度症状がキレイになれば二度と出ないというわけではなく、また間違った食習慣に戻ってしまえば、アトピーの症状が出ることは十分にありえるんです。

だから、完治ではなく、「飛んで行った」ということで、当サイトでも「サヨナラ!」という言葉を使っています。油断すると、「こんにちは!」されてしまう可能性があるんですが、それはなるべく避けたいです(^-^;

というわけで、今回も長くなってしまいましたが、結論をまとめると、アトピーとアレルギーは切り離して考えよう!ということです。(あっ、一行ですんじゃった)
ではでは、また次回お会いしましょう♪

-アトピーの原因

Copyright© カラダMEMO , 2018 AllRights Reserved.