アトピーの治し方

アトピーを治すための食事改善4 植物油を減らそう

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アトピーの症状の中でも、ダントツに辛い「かゆみ」。体の奥の方から、じわじわとかゆみが出てきて、かいてもかいても(むしろ、かけばかくほど?)かゆくなり、かいたところから血が出てきてジュクジュクして、何コレ?罰ゲーム?みたいな気持ちになりますよね( ;∀;)

実は、植物油を摂り過ぎることで、かゆみの強い湿疹ができるんです。

アトピーを治すための食事改善シリーズ、「動物性脂肪(肉類、乳製品)を減らそう」「たんぱく質のとり過ぎに気をつけよう」に続いて、今回は植物油の摂り方についてご紹介します。植物油は摂り過ぎてもダメ、でも減らし過ぎてもダメで、たんぱく質同様に「適量」摂ることが大切なんですよー。(と自分にも言い聞かせてます。)



黄色の浸出液が出るのは、油の摂り過ぎ?

えっと、まずは油を摂り過ぎるとどうなるかっていうイメージから。

キッチンの換気扇、ありますよね。あれって年末に大掃除しようと思うと、すっごくベタベタしませんか? (私は毎年、重曹に液体石鹸を混ぜたものを使って掃除をしてます。まぁ驚くほどスーッと黄色いベタベタが落ちるんですよ!←アトピーと関係ない)

植物油を摂り過ぎる=血液があんな感じでベタベタになる、濁るっていうイメージを持ってもらえるとわかりやすいかと。

キズから黄色い浸出液(膿のようなもの)が出る=油の摂り過ぎってことですね(^-^;

『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』にはこんな記述が。

植物油が血液中にだぶついた場合は、不飽和脂肪酸がやがて酸化されて、皮膚から漏れ出す時に痒みを引き起こし、掻き壊すことで湿疹を作るのではないかと考えています。このタイプの湿疹は痒みが非常に強いのだそうです。

うう。やっぱり植物油過剰型の湿疹は、かゆみが強いんですね。

油の種類を覚えよう

というわけで、油の摂り過ぎのイメージがつかめたところで、まずは、簡単に油のキホンから。ちょっとつまらないかもですけど、一応覚えておいてくださいね~。

油って脂肪酸(脂質を構成する主成分)によって、大きく3つに分けられているのをご存知ですか?

飽和脂肪酸

1つは飽和脂肪酸。肉類やバター、ラードなど動物性の脂肪ですね。もちろんアトピーを悪化させるので、アトピーを早く治したいならなるべく摂らないほうがいい脂肪酸です。

不飽和脂肪酸

もう1つは不飽和脂肪酸。魚介類の脂や植物油です。

魚介類は、オメガ3系列でEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)を含み、脳の活性や血中の中性脂肪の値を下げるなど生活習慣病の改善に役立つと言われています。青背の魚に多く含まれ、良質なたんぱく源なので、食べ過ぎに気をつけつつ(食べ過ぎるとたんぱく質過剰型の湿疹が出ます)適量を摂るようにしましょう。

ただし、青背の魚は酸化しやすく、かゆみも引き起こしやすいので、症状がひどい間は食べないほうが無難です。

植物油は、オメガ3系列(亜麻仁油、えごま油、インカインチオイルなど)のα-リノレン酸、オメガ6系列(ごま油、大豆油など)のリノール酸、オメガ9系列(オリーブオイル、菜種油など)のオレイン酸の3種類に分けられます。

体内で作ることができないのがオメガ3系列とオメガ6系列、体内で作ることができるのがオメガ9系列です。

マクロビオティックや食養生の中には、なるべく植物油の摂取量は減らしたほうがいいという考え方もあるようですが、『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』には、体内で作ることができないリノール酸は、摂り過ぎても減らし過ぎてもアトピーが悪化すると書いてあります。

天ぷらなどを揚げる時には、リノール酸が豊富な米油、大豆油などに、白ごま油(抗酸化作用のあるセサミンが含まれる)を3割ほど混ぜるといいとのことです。

ちなみに我が家では、オメガ3系列は魚から、オメガ9系列は菜種油(生協で圧搾絞りのものを購入)から、オメガ6系列は白ごま油から摂っています。

最近ハマっているのが、九鬼太白純正胡麻油。香りはほとんどありませんが、焙煎せずに低温で圧搾して作られていて、揚げ物にもドレッシングにも使いやすく、クセがないのでお菓子作りに使っても美味しいです。
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アトピーにはオメガ3系列がいいんじゃないの?と思った方、鋭いです!ネットなどでも、亜麻仁油やらえごま油やらおすすめされていますよね。

一応、美容ライターという仕事柄、「美容にはオメガ3が豊富なインカインチオイルがおすすめ!」なんて記事も書いたりするんですが、ぶっちゃけオメガ3系列の油はどれも価格が高く、必ずしも一般のスーパーに置いてあるというわけではないので、そこまでこだわらなくても……と思っちゃいます(^-^;

それより、油そのものを摂り過ぎないように気をつければいいかと。あとオメガ3系列の油は酸化しやすく、炒め物などには使えないので、だったらお魚から摂るのが一番かなと個人的には思っています。でも、オメガ3系列の油も一応摂りたいというのであれば、個人的にはえごま油がおおすすめです。

おすすめの植物油については、こちらも参考に♪
アトピーの白いぶつぶつを治そう! アトピーにおすすめの植物油はコレ!

体によくない!? トランス脂肪酸

3つ目は、加工油脂。元々はラードの代替品として作られたショートニングや、植物油を水素添加して作られるマーガリンなどの加工油脂は、心疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸が含まれていると言われています。摂り過ぎないようくれぐれも気をつけましょう。(でも、市販のクッキーなどにはよく使われているんですよね……。)

アトピー改善のための上手な油の摂り方

油の使い回しはしない

体の老化が進む最大の原因って何だと思いますか?

答えは……体が酸化すること!

酸化した油は、過酸化脂質という物質に変化して、体内の酸化を進めてしまうそう。油は2~3ヶ月で劣化すると言われていますので、そのくらいを目安に使い切るといいと思います。揚げ物で使った油を翌日に炒め物で使うなどの油の使い回しは、しない方がいいですよ~!

油は1日大さじ1/2~1程度

一番大切な1日の植物油の適量ですが、『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』によると、

米ぬかには米油が豊富に含まれているので、毎日食べるご飯の精米度を考慮します。
玄米を食べる場合は0~大さじ1/2杯、白米を食べる場合は大さじ1/2~1杯程度が目安です(成人1日当たり)。
(中略)調理後の野菜の煮物やおひたし、味噌汁などに加熱していない白ごま油をまわしかけして食べるのが、一番効率よく新鮮な植物油を摂る方法です。

とのこと。

ジュクジュクした黄色の浸出液が出る場合、一週間くらい一切油を摂らないようにすると、少しずつ浸出液が透明になっていって、おさまってくると思います。その後は、白ごま油を味噌汁にかけるなどで、少しずつ摂っていくのが一番いい方法なのではないかと。

マヨネーズはなるべく控え、ドレッシングは手作りするのがおすすめです。

油を摂ることを怖がらないでくださいね~。減らし過ぎもNGです! 特に、今まで肉や乳製品をたっぷり摂ってきた場合は、植物油が不足していることも多いそうなので(詳しくは、「アトピーを治すための食事改善1 動物性脂肪(肉類、乳製品)を減らそう」を参照)、必ず適量は摂るようにしましょう。

我が家では、娘たちがポテト大好きっ子なので、油の摂り過ぎにならないようポテトを作る時には少なめの油で揚げ焼きしています。ああ、これを書いていて、油の摂り過ぎに気をつけなければと改めて思いました。

我が家の次女は、植物油過剰型でした

私、実は植物油過剰タイプの湿疹については、めっちゃ詳しいです。なぜなら、下の娘がこの植物油過剰型だったから。

このタイプの湿疹、一言で言わせてもらえれば、

ジュックジュクです!

下の娘の場合は、2歳半頃から、手の甲と腕の関節に痒みが出るようになりました。でも、そこまでひどくなかったので、私もそんなに心配するほどではないかな~とのんきに考えていたんです。(今思うと、甘い、甘すぎる!)

で、3歳になったばかりの頃に、突然鼻の穴から黄色い膿のようなものが。これ、びっくりすると思いませんか? 朝起きたら、鼻の穴が黄色い膿で固まってて、何やら中がジュクジュクしている……。

ひえ~!!!ですよ。

でも、その時にはまだそれがアトピーだとは思わなくて、耳鼻科に行ったら、ものすごい気楽な感じで「指で引っかいたりしたかな? 傷ができて炎症起きてるだけだから、すぐに治るよ。」と言われ、出されたものはステロイド。

そ、そうか。ただの炎症か。よかった。炎症か。

……よかったのか?

とフツフツとギモンが湧き、でもいや待てよ、ステロイド使うってどうなんだろうと、結局そのステロイドは使わず、ドラッグストアで非ステロイド性抗炎症薬を購入。それを塗ってしばらく様子を見ることにしました。

で、その日に少し塗って、お!治ってきたかな?

でも翌日には、また膿が。

仕方なく、もう一度使う。お!治ってきたかな?

でも翌日には、またまた膿が。

あれ? この「塗ったら治るけど、塗らなきゃ治らない」って何かデジャブ……。前にも経験したことがあるような……と考えて、ふと思いついたのが、上の娘の耳切れでした。

で、その時に気付いたんです。

これってアトピーだ!!!!って。

おお~。私、ナイス!っていや、その前に、植物油の摂り過ぎを何とかしなきゃいけなかったんですけど(^-^;

上の娘がたんぱく質過剰型だったので、たんぱく質の摂り過ぎには気をつけていたんですが、結果としてバランスが崩れて植物油の摂り過ぎになってしまったんですね……。私、全然ダメじゃん!

そういうわけで、そこから2週間くらい、植物油を徹底的に減らして、お菓子も油の入らないものに変えて(それまでは上の娘と同じようにポテチとか食べてました(汗)なので、当時3歳でしたがベビー用のお菓子に逆戻り)、とにかく「野菜と魚とご飯と味噌汁やで~!」の生活を続けていきました。

いやぁ、辛かったです。すごいんですよ、植物油過剰型って。

とにかく、体の柔らかい部分から黄色の浸出液が出るわ、出るわ。

耳たぶの裏、首、脇の下、関節の内側が特にひどかったですね。

耳たぶの裏なんて、小さな白いブツブツがびっしり! それが全部破れてつながって、ジュクジュクが出てきて、おまけにかゆいもんだから、娘が思いっきり耳たぶをかいてしまって、翌朝起きると血まみれ。

OH~!!!!

ってな感じで、当時の私、よく頑張ったと自分で自分を褒めたいです。(いや、だからその前に私の食事メニューが悪かったんだって! 娘よ、ごめん。)

ただ、下の娘の場合は、植物油過剰型と早めに気が付いたことで、すぐに食事の改善ができたこと、ステロイドを使っていなかったこと、ジュクジュクがおさまってきてから市営の屋内プールに連れていって運動量を増やしたことなどから、3ヶ月後には随分キレイになりました。

こう書くと、結構あっさり治ってるじゃん、と思われる方もいるかもしれませんが、いやいやそんなことないんですよ~。

食事の改善を始めても、体の中にたまった脂肪(植物油)って一気に外に出ていくわけではないので、ジュクジュク→ちょっと乾く→ポロポロとした白い皮がむける→おっ!治る?わけなくて、またジュクジュクする、という繰り返しでした。

体の中にたまっている分が出てくると、それまでよりも悪化したように思えてしまう時があるんですよね。さすがの私も弱気になって、アトピーのベテラン女子である姉に、よく話を聞いてもらっていました。

ジュクジュク自体は、3ヶ月でよくなりましたが、その後も、目の周りがうっすら赤くなったり、頬に小さなプツプツができたり、手の甲が痒くなったりと、アトピーまだ残ってるなーと思うことがありました。

それが全部なくなったのは、翌年の夏あたりです。やっぱり自然治癒なので、時間はかかりますよね。

関連記事:植物油過剰型のアトピーも食事の改善で治っていくよ!【顔写真付き】

でも、今、娘の耳たぶの裏、首、脇の下、手の甲は、とってもキレイです。(残念ながら、給食の肉の影響で、腕の関節は若干カユカユ……。)ステロイドでムリやり抑え込んだわけではないので、リバウンドはありません。

今、ジュクジュクで辛い……と悩んでいる方も、食事の改善をすれば時間はかかっても絶対に治ると思います。

思い立ったが吉日!ということで、今日からさっそく始めてみてはいかがでしょうか?

一緒に、アトピーの改善頑張っていきましょう~♪ ではでは、また。

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